二世開拓者

 そうえいば、二世開拓者って社会経験0で三十路になってしまってる人とかが居る。自分から言わせて貰えれば、アルバイトしかしてない人って社会経験は無いのと同じだと思う。こっちの仕事の苦労話をしていると、

社会出ると甘えが通じないからねー

なんて脳天気に言う開拓者がいるけど、週3勤務で甘えもへったくりもないもんだ。しかも、アルバイトは時間で区切られるから、その時間だけ精一杯働けばOK。帰ったら寝たり奉仕したりするだけ。それ以外に仕事のことを考えたりすることはないだろう。明日の部下への指示とか、得意先とのやりくりとかそんなのを考えることはない。嫌なら直ぐに辞められるし。責任感が著しく欠如している。
 うちの会衆にも何人も二世開拓者がいる。本当に、本当に頑張っている開拓者は尊敬するけど、そうでない人が多すぎるので本当に信仰を持っているのか怪しいもんだ。真剣に開拓をしているかどうかの見分け方としては

①野外で見出した研究生が居ない
②私生活が裕福
③奉仕を理由に遊びを断らない

の3点で見分けられると思う。会社の営業だって、営業成績を出す人は本気で契約を取りたいと思っているから取れるのだ。会社を愛してる愛してないは関係なく、成果を出そうと思ったら、あの手この手を講じてどうにかして契約を取ろうと努力する。やる気もなく毎日時間だけ潰しても永遠に契約は取れない。開拓の野外奉仕も同じだと思う。JWはプロセスが重視されるから結果が出なくても不問だが、真面目に積極的に取り組んで結果が0ということはあり得ない。要は真面目にやってないのだ。適当に毎月70を費やしているだけ。それだけで周りから褒められるのだから、精神的に疲れないわけがない。まるで霊的な仕事だから疲れないかのように吹聴されるが、単に仕事が楽だから疲れないだけ。
 私生活が裕福という点。これも二世JWに多い。車をやたら改造したり、家の家具がやたら豪華だったり。唾が垂れそうなAV機器を揃えていたりして。あれ?この人本気で明日ハルマゲドン来てもいいと思ってるんだろうか?と首をかしげたくなる。そのくせ寄付はしているかどうか怪しい。酒は飲む食事とか遊びにはお金を費やす、でも寄付は親払いが一般的。
 そして一番は奉仕を理由に遊びを断らないということだ。全時間の仕事をしている人ならともかく、開拓者は全時間宣教という位だから宣教が主でアルバイトは従なのだ。にもかかわらず、遊びに誘うと

あ、その日仕事(バイト)だから無理

という。一回といえども

その日奉仕だから無理!

という台詞は聞いたことが無い。何回誘っても、何人にも何年もこういう答えを貰ってないから、多分偶然ではないだろう。それだけ開拓者は奉仕をどうでもいい存在にしている。開拓者は本気で真理だと信じているならばもっと態度で示したり、成果や結果を出すべきではないだろうか。あまりにも形だけ開拓が多すぎる。日本の伝道者数が低下しているのも二世のいい加減な開拓が多くなった弊害だろう。
 こういうと、“お前は何をしてるっ。偉そうに言いやがって!”という反論を貰いそうだが、私は精一杯世間で頑張っている。JWでは中途だけど、世でやるべき事を果たしている。開拓者の方々もJWで頑張るならば精一杯出来ることを頑張って欲しいと願うからこそ思うのです。愛の叱咤と思って頂ければ幸い。