終わりの日

Arlecchino2004-09-12

 ロシアの人質事件、浅間山噴火、地震、台風・・ここのところ日本だけでなく世界が天災や事件に襲われている。これを見て、即終わりの日が近いという輩が居る。そう言い続けて少なくとも私の周りでは数十年近く経つ。まだ終わりは来ない。
 終わりは近いと言うことによって、ある種のハルマゲドンの自己実現に近い意図を感じる。実際自分たちで地下鉄にサリンを撒きに行くわけではないが、終わりが近いということで信者の統率を計ったり焦燥感を抱かせるつもりなのだろう。私の身の回りにも何人もいる。というか殆どがそうだ。
 今の世界より残虐な事は昔にもあった、それこそ秦の始皇帝は1万人を穴埋めにしたりと、今では考えられない残虐なことをしている。ローマ時代の残虐な刑罰だって今の比ではないだろう。アイアンメイデンなんて、今だったら即終わりの日。それを一切排除して終わりだ終わりだ、と事あるごとに言う姿はいかがなものか。
 昨日は9・11。3年前にJWが崩壊するビルを見て、「終わりが近いわ」と言ったのを覚えている。そう叫び続けて3年目。そう言い続けてる人はいい加減虚しくないんだろうか?各が胸に秘めるのは勝手なのだが、それを他人に無理強いすることは信仰の脅迫である。
 どこかのJW日誌で、辞める事まで考えたのに、聖書への信仰があるために、霊的に頑張ろうとし補助を捉えて、結果それが負担となり自分の首を絞めてしまい苦労している方がいらっしゃった。聖書への真理は感じているが、JWという組織へは真理を感じない。これが今のJWに見られがちな問題点だろう。本当の信仰を抱く人が組織との矛盾を感じて失われていくのは悲しいことだ。
 終わり日終わりの日と叫ぶのではなく、もっと肝心なことに目を向ける事が必要な事何ではないのだろうか。