特権成果主義

Arlecchino2004-09-17

 どこの会衆でもそうだと思うが、特権成果主義のような風潮があると思う。特権をちらつかせることで、やる気を出させる手法である。若いうちは、これに乗せられてありもしない行動を取ってしまうものなのだ。それは偏に、会衆以外に自分の帰属場所がないことが大きな点であろう。
 小・中くらいならば、学校から直ぐ帰ってくるし、学校の友達といっても夕方にはお別れである。当然帰属意識は、夜や土日の大半を費やされるJWになる。その為、その中での評価が自分の誇りとなる。褒められて悪い気がある人は殆ど居ないだろう。特に純粋な子供ならなおさらのこと。そうした帰属集団JWの中で、自分の地位を高めていくことが子供達の喜びや自尊心の根幹となる。広い世界を知らない人に限ってそういう傾向にある。
 そういう子の大半は、高校の時糸の切れたタコのように飛んでいってしまう。私の知り合いにも色々居る。私の同級生の様に高校で悪さの限りを尽くして、その後もJWを続けている人が居るが、いったいどういう気持ちで続けているのだろう。私のように、JW不真面目ならばまだ解るが・・奉仕のシモベなどを続けて居て見かけだけは立派だ。
 話を戻して、成果主義。会衆でも若い子達が、必死に注解したり、休みとみるや補助開拓を捉えて賞賛の言葉を贈られている。昔の自分の姿を見ているようで、なんか懐かしい。きっとこの中からも数年経ったら私の様な人間が出てくるのだろうと密かに思ったりして。そういえば、特権を捉えて、大会でステージに出演した人とかってその後さんざんな人生を送っている人が多い。若いのに、無理していたからそのツケが来たのだろう。DQN高校に通い、自分を無くし、フリーターとなってDQN人生まっしぐらだ。私も腐って一歩間違っていたらそうなっていたと思うと笑えない。