ハルマゲドン到来

Arlecchino2004-09-16

 ハルマゲドンって来るのだろうか?昔から心のどこかで思っては居たのだが、来ないで今に至る。そして、本当に来ると思っている人とかいるのだろうか?第二次世界大戦の最中信仰を保つために何人も殉教した。今日でも、世界の至る所で殉教している人々がいる。彼らは、楽園で生き返る事を信じ、生爪剥がされたり、レイプされたり、コールタールをかけられたりしている。もし、こなかったら悲惨意外のなにものでもない。
 ライオンに立ち向かって―ナチ占領下で良心に従って生きた少女の記録というJW関連の書籍があるのだが、この中の主人公も第二次世界大戦で全てを奪われ、這々の体で生還した時、従姉妹が大学に進学したり裕福な暮らしをしている姿を見て「私は本当に正しかったのか?」と思い、一時期抜け殻のようになってしまったくだりがあった。そこで楽園の希望とかでつなぎ止めなんとか再生したのだが、この希望が無かったら終わっている。
 そういえば、1975年説とかもあった。いざ来ないと、ものみの塔はそれを闇の彼方に葬り去ろうとしたとか。最初親から「そんなのはウソよ、あれは一部の人が勝手に暴走しただけよ」と聞かされていたので、信じていたものだ。この前帰省した時何気なく1960年代の製本版があったので見ていると至る所に「あと数年で終わりが来る」という記述を発見。また、ものみの塔の研究記事では「数年で終わりが来るけど、今どう生きればいいか?」的な記事までも。親の言っていた事は見事にウソだったのだ。親はその件については調べてもいないみたいで、きっと心で組織が好きなので信じていたいのだろう。それに、今更ハルマゲドン来ないとなったら精神破壊されてしまいそう。
 こんな話をJW友達としていたのだが、「“解らない”でいいんじゃねーの?」という話に。私にはハルマゲドンが来るか来ないか解らない。仮に来たとして、滅ぼされたとしてもそれまで悔いがない生活をしていたい。だから遊ぶ。中途半端に遊んで殺されたら悔しい。ま、こないと思ってるのだが。