我々はどこからきたのか

Arlecchino2005-01-26

地球に残る謎

 世の友達と酒を飲みつつ話していた。その子、年は離れているのだがなかなか人生観が熱い。よく、人生や将来の話になる。丁度就職活動時期ということもあり、私と進路の話をしていたのだが、その時人間のルーツの話になった。
 その彼、当たり前だが進化論を信ずるというスタンス。しかし、いくつかの疑問や矛盾をぶつけると、確かに進化論では説明がつかない事が多いということも納得。しかし、話すうちにそもそも、我々人間がそんなことを解るように出来ているのだろうか?という話に。
 この世の中には解らない事が多い。エジプトのピラミッドナスカの地上絵。あれについてはどう説明するのだ?という事になった。人類の起源を辿れば、今のところ我々の文明が科学や技術的に頂点に居るはず。しかし、ピラミッドは現在の文明でもなしえない産物という。ナスカの地上絵だけでなく、マチュピチュなど、アンデスのあたりには謎の文明も数多くある、それらも現代の科学技術では説明がつかないモノが多い。
 友人は、もしかしたら古代に栄えた文明があって、それが何らかの事情で消え、そこからまた別種の文明が発達したのでは?という説を出した。しかし、超古代文明を築きながらそれを未来の人間にそれを伝えられないというのもおかしな話。ひょっとしたら、今とは別種の文明だったら説明がつく。たとえば超能力とか。そういう種の能力があれば、紙なぞ使わなくても記録を残せたのかも。空を飛んだり、石を運んだりそういうことも今とは違う仕方で出来たのかも。なんて、アホな話を延々して時間をつぶした。
 JWでは、ナスカの地上絵とかエジプトのピラミッドとかについては、触れない。恐竜についても詳しくは告げられない。恐竜について聖書が殆ど触れていないのもおかしい話。だから、こういう話をすると「それは楽園で」なんて切り上げられてしまう。それはどうなんだろう?純粋にこういうことに関心があるのに、それを考えるなとはあんまりだ。目に見えない神を考えるのに、まず目に見える遺跡や化石を無視しろというのか。だから、この手の話はJWとはできない。皆最後は「それはいずれ完全になったら・・」と先送る。

人類シムシティー

 JWへの異論はおいておいて、友人との話。やがて、上の話が発展して、こういう世界が、「何の目的を持って生まれたのか?」「我々はどこから来たのか?」という話に。こういうとJWは「家には目的があります、人間も目的があって生まれてきたと思いませんか?」なんていう。何か目的があると考える事自体JW的な考え方。
 友人は、それとは少し違う考えで世の中を考えた。シムシティというゲームをご存じだろうか?疑似都市を作り上げ、その中ではバーチャルとはいえ、確実にヒトが生活を営んでいる。勿論デジタルの0と1の信号だといえば身も蓋もないが、我々と状況は似ているかもしれない。シムシティの住人はプレイヤーが操作していることもしらずに過ごす。ある時、イベントが起きて、洪水に飲まれたり火山の噴火に遭う。それを誰かが仕組んでいるともしらず。その時ゲームプレーヤーは一人一人を気遣っている余裕はない。
 神もそうなのかもしれない・・。神からしたら我々はシムシティの中の住人程度の存在なのかもしれない。目的はゲームのクリアであり、シム住人の幸福ではない。ゲームのクリアがたまたまシム住人の幸福につながることがあるけど。この世界もそれと同じなのでは。そんな友人の説。
 誰かが言っていた「神は居ると思うよ、でも、飽きちゃったんだよ。放っておかれてるんだよ。」そうかもしれない。そう言う考え方があるのを聞くと、信じる信じないは別として、JWの盲従的考えしかいつも聞かない私からすると新鮮で面白い、と感じた。JWの答えはいつも金太郎飴。