2008年の出発

Arlecchino2008-01-05

 年が明けて前回の日記からすっかり日が経ってしまった。JWに関係することがあまりない為ネタが尽きているのは毎度のこと。とはいえ、この時期は嫌でも実家に帰るのでJWネタに触れることが多い。
 以前、母親とJW決別話をしたためにそれ以降は母も腫れ物に触るように振舞っていてあまり正面きってJWトークをしてこない。そのためここ数回の帰省はいたって平穏に過ぎている。母もきっと強く話をするとこっちからまた何を言われるか分からないという思いから、あまり触れずにいたいのだろう。また否定されて悩むのはこりごりというわけだ。それはこちらも同じこと。減らない負債のようになっているので、いつかは清算しなければならないのだが、まだその決心はつかない。
 でも、今回帰省して母と話したとき

まだ結婚しないの?

という話題を振られた。真意は定かではないが、当然こちらが集会にここ数年行ってないことは知っている。そうなるとJWと結婚というよりは世の人でも結婚する相手がいないのかと捉えるのが妥当な解釈だろう。それが証拠に世の人っぽいと結婚するかもということを匂わせても母親は反応しなかった。
 不思議なものでJWは不道徳には思い切り反応するのだが、世の人との結婚ということには余り反応をしない。確かに残念感が漂うというところはあるのだろうが、それをもって激しく叱責というパターンは見たことが無い。不道徳はクロだが結婚はグレーだから余り叱責も無いのだろう。また、特に結婚は白に近いグレーとは言わないが結婚自体は聖書でも認められている行為。不道徳は認められていない。そこらへんが大きいのだろう。
 となると、最近考えるのは上手い落としどころは結婚ということのような気がする。当然、プラトニックラブがあって結婚になりましたというテイが必要になってくるが、そんなことは余り大きな問題ではない。というかそこを問題にする人はあまり見たことが無い。親側もだんだん時が過ぎると子供の幸せを願うので、細かいことには目をつぶるようになる。親も不道徳駆け落ちなどだと仲間の信徒に顔向けできないので、ヒステリックになるが結婚ならばいい落としどころなので納得はしないが、合意はするそんな感じの心理か。
 落としどころは2008年の課題とするとして、今回の帰省で知り合いの近況を聞いていたが、以前日記に書いた突然復帰してきた綺麗な女性は不定期になって来ていないそうだ。ま、30歳目前とかで綺麗な女性がいきなりJWにくるだなんてなんか話が上手いと思っていたが背景には失恋とかそういうショックがあったらしく、それをぬぐうために宗教に走ったらしい。そういう動機だとなかなか長続きしないのが宗教。彼女もきっとそうだったのだろう。
 そういえば、私が親しくしていた兄弟の弟がカナダに高校卒業と同時に留学していたのだが、行ってしばらくして音信普通になっていた。JW内では音信不通だったというだけで家族は連絡を取っている。なんとなく自分の消滅パターンと似ているので、きっと彼も外国にいったまま離れたクチだろう。見事な消滅パターンだ。まわりも分かっているが余り聞くことが出来ない。うちと同じ状況。
 そんな感じで、久々帰省すると残っている人がどんどん少なくなっていた。残りのものは減るのですな。合併や吸収を繰り返していたら、私の地元の会衆に知り合いがほとんどいなくなってしまい私の消息を聞かれることも少なくなったらしい。これは好都合。このまま忘却のかなたへ。そんな2008年に。