気づいた点

 今まで実家に居た時は、この組織の事など考えもしなかった。それを考えることが悪だと教わっていたからだ。入ってみればある種のマインドコントロールなのかもしれない。お金を取ることが悪い事だと幼い頃から教われば、それが悪いと思うようになるのと同じである。
 しかし、大学に入り様々な個性とぶつかることで、また一人で色々考える事が出来るようになったこと。他にも大学の学問の学び方で自分の視野が狭く主観的になっていたことが解った。それが母親に取ってはいいことだったか悪いことだったかと言えば悪いことかもしれないが私は、こういうことに気づけた事は良いことだったと思っている。これから、この組織に残るにしても残らないにしても広い視点というのは絶対に無駄にならないからだ。