この人のために・・・

Arlecchino2004-10-24

 集会に、ある人が交わっていた。その人は元排斥者。私が来た当時くらいは不活発ぽかったのだが、2年目位に排斥された。
 当然ながら、排斥の理由は告げられない。でも、不思議なもので、この手の話しはどっかから伝わってくる。それによるとどうも女性との不道徳らしい。しかも相手はJW。
 全部のケースを聞いたわけではないが、JW同士でエッチしてしまうと女性の方が罪悪感に苛まれて懺悔するそうだ。きっと、女性の方がセックスしたあとのリスクが大きいからだろう。一方の男性は気楽なもので「隠せる」くらいにしか思ってないようだ。
 そこのズレがギャップとなり、双方の懺悔期間が異なる。経緯を聞く限りでは女性の方が長老にセックスを懺悔して、それを確認されて男性の方が初めて罪を認めるという形だったようだ。当然、悔い改めたと見なされる女性は不問に処される。しかし、男性は隠そうとしたと取られ排斥に。
 兄弟はそれからというもの、以前に増して積極的に集会に出席していた。きっと排斥を解いて貰おうと必死になってたのだろう。一年弱して、排斥は解かれた。その直後、兄弟はその相手の姉妹と結婚を表明した。そして、表明直後に会衆を去っていった。まるで全てが事前に計画されていたかのように。
 普通、排斥者とは連絡を取ってはいけないと言われている。でも、よく考えればできすぎた話しだ。排斥が解けた後にいきなり結婚なんて。そも、排斥期間中の一年間に全然連絡を取らないで急に結婚の事の運びになろうはずがない。きっと陰では連絡を取っていたのだろう。ひょっとしたら、不道徳な関係も無きにしはあらずかもしれない。あくまで想像でしかないが・・連絡を取り合う恋人同士が、また同じ過ちを犯さないとは言い切れないだろう。
 まあ、そんな想像はさておき実際そのお相手の姉妹ってどんな顔なんだろうと興味津々だった。排斥されたまま、自分は世の中で新しい相手を見つけてもよかったのに、敢えて恥を忍んでJWに帰ってきたのだから、余程の人なのだろうと期待していた。そして、姉妹の顔を見た。・・・・・・・・・・・・・・。あれ?この人?あれれれ、この人かぁ・・。この人の為に自分の人生棒に振ったのか。と言う感じだった。
 人の心は解らないもの。他人には魅力が無くても、当事者には大事な人なのだろう。兄弟が選んだのならその道に後悔が無かったことをその後の歩みで証明してくれるだろう。まあ、ぶっちゃけ、どうあろうと私には関係ないのだが。それをいっちゃぁおしまいよ。