親への恨み辛み

Arlecchino2004-11-02

 この組織の二世はJWを、ひいてはそこに入信させた親を酷く恨んでいる人が多い様な気がする。私の知り合いにもそういうことを漏らす人が多い。勿論、画一的に当てはまる訳ではないとは思う。しかし、見ている限り、恨んでいる子にはある程度傾向がある気がする。
 私的に問題の所在は、一番影響を受けやすい成長過程にあると考えられる。恨んでいる子の家庭は、普通させて貰えることをさせてもらっていない。例えば、家族での交わりが少ない。話しを聞いていると何処かに旅行に出かけたり遊びに出かけたという事がない(若しくは少ない)ようだ。また、誕生会に行けないとか、国家を歌えない、校歌を歌えない、ファミコンが禁止された、普通の子がさせてもらえる行為や遊びを行えないということの不満を、JWだからという所に集約させている感じがする。
 勿論、家庭の事情とかその他色々あって、旅行や外食、遊び等に行けないこともあるのだろう。だが、そういう事を成長期にさせて貰えないのは、子供の育成に影響を与えてしまうのではないだろうか。子供は生まれる場所と親は選べない。だからこそ、親は子供に配慮して最大限出来ることはさせてあげるべきだ。
 私の家は幸い、成長過程に様々な娯楽を与えてくれた。親が比較的自由な発想の持ち主だったことも幸いしている。ファミコンもやらせて貰えたし、色々なものも貰えた。教育に関しても行きたいのならば幾らでもお金を出してくれた。大学どころか大学院だってOKしてくれたと思う。そういう意味では親に感謝だ。
 詰まるところ、こういう問題は親次第な気がする。大学進学にしても、そんなところに行く必要はないと、歯牙にもかけないのではなく子供の夢や意向を叶える為に最大限努力をする。誕生会が祝えない分、他の所でプレゼントをしてあげたり、お祝いをしてあげる。そういうケアが無ければ、子供の不満はJWに生まれたから・・・JWだったからという方向に走るだろう。今後親になる人はこういうことを考えて、親になって貰いたい。