食事に纏わるエトセトラ

Arlecchino2004-11-14

 JW内ではよく食事に関連したイベントなどがある。群れ毎の交わりなどで、食事を作ったりすることも。そんな中で、ご主人さんと言われる人達の活躍がたまにあることがある。ご主人さんは未信者のことで、早い話JWではないお父さんのこと。JWは奥さんから学びだして、旦那さんは学ばないことが多い。やはり、家庭に居る時間が長いから、JWと接する確率も上がるので学び始めることが多いのだろう。
 そんな未信者の旦那さんを早くJWに引き込むために、食事を通しての交わりを使う事がある。一例としては、そういうご主人さん達を一堂に集めて食事を作らせる食事会がある。未信者の旦那さんたちが食事を作り、完成した食事を奥さんやその他の家族が食べるというものだ。
 想像に難くない話だが、実はこのご主人さん達が作る料理美味しくない事も多い。そら、普段家事もしない素人ばかりなので、上手に作れなくて当たり前。まずいまずい料理を食べさせられて「美味しい」と言わなければならないの一種の拷問である。
 それは、勧誘する気もない一JWの思い。実際、この時よく見られる光景として、褒めちぎりがある。一口ご主人達の食事を口に放り込むやいなや「美味しい☆」「美味しい♪」と連呼して祭り上げるのだ。褒められて悪い気がする人は居ないだろう。ご主人さんの中には、職業上*1普段蔑まれている人も多いので、余り褒められることに慣れていない。そこをつけ込まれてしまうこともある。
 この「美味しい攻撃」はナカナカ効果覿面で、普段言われて慣れていない人ほどこの作戦にはまってしまう。私の知っているご主人様の中にも何人かこの攻撃にやられた人が居る。しかし、いつも納得いかなかったのが、“JWに入って欲しいから褒める”というところだ。仮に、これが親戚付き合いなどでの交わりだったら、聖書に否定的な従姉妹の旦那が食事を作ったところでここまで褒めないだろう。
 食事に限らず、ご主人さんが床に少しワックスを塗ったとか、掃除をしたとかそういう話を聞くと直ぐに褒めちぎる嫌いがある。少しでも勧誘できると感じると、とにかく褒める所を探す。その力をもう少し、家族内の安定に使ってほしいものだ。家族内には全然気を遣わないのに、勧誘できる相手には気を遣う。よくある話。うちの父親はこの攻撃を何十回も受けているが、未だに動じない・・大したものだ。
 他にもある、食事に纏わるエトセトラは後日書いてみたいと思う。

*1:辛い辛い肉体労働とか。別に筆者の職業差別ではないのであしからず。一般論。