近づく意図

Arlecchino2004-12-02

 会衆で、ちょっと一緒に奉仕しませんか、と誘われた。若い兄弟なのだがたまに私を誘ってくる。どういう意図があるのかいまいち読めない。こういう不定期一歩手前な状況になると、なかなか人の好意を外見のままに捉えることが出来なくなってしまう。
 きっと、純粋に励ますとか一緒に奉仕したいとかそれだけなのかもしれないが、もしかして長老から指示されて私の動向を探っているのではないか?とか色々勘ぐってしまう。というのも、以前、地元の会衆でスパイ騒ぎがあったからだ。
 ある長老の娘が、同級生や近しい姉妹たちに近づいて、あれやこれや発言を求めることがあった。気がゆるむ宴会の時とか、そういう時を狙っての行動。誘導尋問的というかそういう側面が近いようにも思う。
 その後その娘は父親たる主宰にそのことを全部報告したそうだ。事後それがどこかで漏れて会衆は騒然となった。まさかスパイとして同級生が送り込まれていたとは。そういうことがあって以来私はどうも近づいてくる人間を素直に信用していない。今となってはそうした内偵活動じみたものが組織の命令だったか、長老が自らしたかまでは解らない。しかし、そういうことを易々許す組織構造なのは解る。
 警戒して、後でそれが杞憂でもそれは相手には何も損失がないから疑うことは良いことだと思う。警戒しないで、開けっぴろげにしてあとで寝首をかかれるよりはましだろう。
 その子がどういう意図で近づいてきているかは解らないが・・しばらくはのらりくらりとかわしてみようかと思う。