姿の消し時

Arlecchino2004-12-13

 エホバの証人には、何かをきっかけに姿を消す人がいる。私の知り合いの同級生B子がJWから離れたのは、恋愛が元だった。高校に入った後くらいに、彼女の家の隣に昔からの友達が引っ越してきた。当時そこいら一帯が新興住宅地だったので、続々と一戸建てが欲しいJWが引っ越してきたのだ。
 その友達C子はしょっちゅう泊まりっこをしたりするくらいの親密な仲。家族同士も付き合い、まさに家族ぐるみの付き合いだし、竹馬の友。仲が良さそうに見えた。しかし、C子に彼氏が出来てから事態は変わった。
 彼氏と遊ぶ為にB子との遊ぶ約束をドタキャンしたり、毎朝学校に行くときに彼氏がC子を迎えに来てタンデムで送迎するなどの光景が見え始めた。B子は約束をすっぽかされた原因が彼氏にあるというのに腹が立ったのだろう。早速そのことでC子に詰め寄った。C子は「あなた私たちのことがうらやましいんじゃない?嫉妬してるんでしょう。」と切り返した。
 B子は頭に来て、それ以後C子と彼氏に関する何かを見つけるとすぐにC子に抗議した。例えば、親の留守中に彼氏がC子宅に入るのを見かけると不道徳になるかもしれない、として長老に連絡したり、彼女の母親に道であったら「娘さんが不道徳なつきあいしているかもしれませんよ」などと忠告したのだ。
 それに腹を立てるのはC子。「ほっといてよ!やっぱり、貴方は私の事嫉妬してじゃましてるんでしょう。悔しかったらあんたも彼氏作ってみなさいよ!」という一言を言い放ちこの関係は終わりを告げた。それを機会にB子もそれを理由にJWから離れ集会に行かないようになった。
 周りから見ている人間からすると「どっちもどっち」なのだが、やはり女性の場合は恋愛が絡むと破綻に結びつくことが多いようだ。昔地元に居たとき、必要で出た姉妹達が恋愛ごとで揉めてパートナー解消してきた姿をたびたび目にした。また、恋愛が元で会衆内で今もいがみ合っている人達が居る。特にこの組織、女性信者の恋愛がJW人生に置いて占める割合が大きいからそうなってしまうのだろう。
 姿の消し時・・・、あまり後生に恥を残す消し方はしたくない。