JWの少子化

　最近知り合いが結婚した。王国会館での挙式だったので、とりあえず顔は出してきた。あとでプライベートで「子供とか作るの？」と聞いたが「いや、子供は面倒くさいでしょ。それに、この体制で生まれてきたら可哀想じゃない。」などといっていた。この組織若い夫婦が子供を作らないことが多いように思う。統計を取ったわけではないから実際の数字は解らないが、かなりのもので新婚さんに子供が生まれることがないような気がする。
　もちろん、世の人たちだって長引く不景気のせいで養育費を賄えなさそうだから、子供を作らない人が多い。だが、JWの場合は金銭面だけではない。一番の理由はハルマゲドンだ。もうすぐ終わりがくるから、それが来てから楽園で子供を作りたい的な考えがある。
　こう聞くと信仰が厚い人が多いんだと一見勘違いしてしまう。でも、よく見ていると信仰なのだろうか？と疑問思ってしまうこともしばしば。終わりが近いから、ということなのに何年もかけて家のローン組んだり、高い調度品を揃えたり、とても明日・明後日に終わりがくるように考えているようにはみえない。そして、ゲームをしたりパソコンをしたり自由気ままに振る舞い、その合間に奉仕をしている。とても、子供のことなんか考えてない感じ。
　おそらくは、子供が可哀想という理由に託けて実際は面倒くさいだけなのだろう。そりゃ、夫婦二人だけの方が楽だしお金もかからない。責任もない。それはそうなのだが、神はそもそもそんな風にして人間を創造したのだろうか？子供を産んで増えることを企図していたはず。世の人ならいざ知らず、神の民と自らいうなら、よけいそういうことを考えるべきではないだろうか。それに、子供もいないのに家庭内の問題なんてわかるんだろうか？文書を見て適当に言葉だけ覚えてしまっても説得力が薄い。
　JWの新しい夫婦の話し方を聞いていると、本当はほしいんだけど・・・残念だけど・・・と言い、悲しそうな顔をして「子供は作れない」という人は居ない。少し面倒くさそうな顔をしたあと笑顔で「子供は作らない」という。そして、冒頭で述べたような理由付けに入る。何か違う気がする。そう感じてしまう。
　面倒くさいから作らない。これでは世の人とあまり変わらない気がする。二人だけ楽しければいいやという感覚。まあ、そういう夫婦だからお子様的な人が多くて隠れ離婚していたり、仮面夫婦が居たりするのだろう。大人なのに中身は子供が多いから子供を作らない。そんな感じか。