縁の無い世界

Arlecchino2005-01-19

 この間センター試験が終わったようだ。私は私立専願だったのでセンター試験とはトンと無縁だった。だからセンター試験のことを問われても良くわからないのが実情。ところが、JWで大学に行かない人たちはセンター試験は大学入試の必須の何かだと思っているらしく、よくこの時期はセンター試験についてたずねられる。
 会衆には今年受験する子が一人居る。彼の家はさして教育熱心というわけではない。お姉さんとお兄さんが居るが、その二人は高卒と専門卒であまり勉強できる家系ではない。霊的にはそこそこ真面目だが、熱心党でもない。そんな中で大学に進学したのはえらいと思う。お父さんが一応未信者というのも大きいのだろう。
 さて、この前の日曜日、ゼロ時間報告をやめるため午前中に奉仕をしていると、そんな話になった。

「今日センター試験だよね、どうなんだろう○○君。」

周りは殆ど未経験者、というかセンター試験の仕組みすら解っていないので

「頑張ってるよきっと。」

などと精神論にしか触れない。それで終われば良いのだが、そこから

「そういや◇◇兄弟*1て、センター試験どうだったの?」

と私に振られる。「受けてないから知らない」と言いたいのだが、明らかに周囲にはセンター試験て何か解説してくれるんだろうな的な、期待に膨らんだ顔が並ぶ。実際会場では受けなかったが、模試代わりに家で受けていたのを思い出したのでそれの話をちょこっとする。加えて、センター試験についても解説。なんか、知ったかしてるみたいでいやだ。
 しばらくすると得意な教科苦手な教科の話に。「理科」「社会」が飛び出す。あれれれ、理科ねぇ・・・。そんなのは小学校では?ともいえず付き合う。そうして会話しているとJWの中には大学に行かない人がやはり多いという事実を感じる。
 当の○○君。センター試験を受けたようだが、すでに私立の大学に推薦入学が決定しており気を緩めないための軽いノリで受けていた。だから、センター試験の結果どうのこうのは関係ないのだ。だが、その辺の話も受験したことがない人にはわからないので放って置く。降りしきる雪の中、そんな会話を繰り広げながら連続ゼロ時間報告は阻止された。

*1:私の名前。