信仰なき者には死を

Arlecchino2005-01-21

 おそらくどの会衆でも今週あたりの集会で、スマトラ沖地震のJW被害について発表があったはず。読み上げられる文書を聞いて“?”と思うことは無かっただろうか。詳細は忘れたが大まかに言えば

JWが居たが奉仕に出ていた人たちは、ホテルから離れていて助かった。
不活発な家族が居たが、その人たちはホテルに居て死亡した。

というような内容だった。つまり

組織に従順だと助かったけど、背いた人たちは死んだんだよ

と言いたかったのだろう。じゃなければわざわざ「不活発」という文字を入れた意味がわからない。仮に、そうでなかったとしたらなぜ「JW」という括りでなく、わざわざ「不活発」という括りにして、死人にむち打つようなことをするのだろうと思う。
 しかし、予想通り国威発揚ならぬ、組織発揚にはなったようだ。現に、この発表を聞いた後会衆のおじさんおばさんたちは喜々として「やっぱエホバにしっかり仕えてると助かるのよ〜。」と宣っておられた。「やっぱり奉仕大事よね」とも。伝道活動に熱心な若手の兄弟も感服。こういう方々には良い方向に働いたようだ。
 こういうときに、私のような異論を挟む人は勿論居ない。心のどこかで“?”と思ってもそんなことは言えないのだろう。そんなことを思う時点で失格なんて思うのかもしてない。知り合いの真面目でもなく不真面目でもない兄弟に聞いてみた「今日の発表聞いて、なんかおかしいと思わなかった?」と。返ってきた答えは「そう?どこが?」という感じで無関心。こんな事にいちいち反応してるのは、良くも悪くもJWという組織を気にしていると言うことか。