大器晩成

　そういえば、世間はそろそろ２月のあの日に向けて動き出している。チョコ屋の陰謀などといわれているあの企画。あれって、幼い頃はJWということもありあんまし気にしていなかったのだが、大人になって周りに聞いてみると結構貰っている人が多くてびっくりした。やはり、JWでも貰っている人は貰っていたんだな。
　クリスマスもそうだが、この手のイベントにはあんまり縁がないので私は気にしてない。しかし、世間は結構気にしている。バレンタインともなると、周りが少しだけあわただしい。女性は会社や学校でも義理チョコを配ったりする。そういえば、私も義理なら何度か貰ったことがあるのを思い出した。でも、義理で貰っても嬉しくも何ともない。
　バレンタインと関連して、告白というものもある。リアルな話、小中高と浮いた話は殆ど無かった。一回だけ小学生時に熱烈に告白されたが、それはちょっと論外なのでここでは割愛。まともな恋愛の告白というのはなかった気がする。JWの兄弟に話を聞くと驚くことに殆どが告白された経験アリ。全員格好良いかというとそうでもない人も多い。自分て何か悪かったのだろうか？などと考えた。
　JWだったというのもあったけど、そも魅力的な男子ではなかったのだろう。確かに、小中高と顔も頭も冴えない人間だったと思う。じゃあ、運動はどうかといえば、スポーツもできないし、性格が特別良いわけでもなく態度も真面目と不真面目が同居する感じ。つまりは、どこを取っても平均点。何の面白味もない人間だった。だから持てなかったのだろう。
　いつかの日記で書いたが大器晩成型だったようで、二十歳以降は結構美味しい思いもさせてただいた。人間今は持てなくてもいつ持てるようになるか解らない。その日のために自分を磨いておくのも良いものだ。ただし、これは男の話。批判を覚悟で敢えて一言。女性は若さが命だと思う。特にJW社会。出世が出来ない分世より生き甲斐見いだせないしたちが悪いと思う。