最後?の交わり

Arlecchino2005-02-08

 最近は卒業も間近ということもあり、いろいろな人と交わる機会が多い。とある同級生の主催で交わりが催された。卒業したら二度と会う機会も無いと思うので今のうちに会っておくのも良いだろうと思い会ってみた。
 そのうちの一人に霊的君がいる。昔は難関試験を受けると息巻いていた兄弟だったのだが、その試験の全容を知るやあっさり方向転換して今は開拓者を始めると息巻いている。エホバの魅力を感じたら世の中の全てが空しくなったと仰る。今回の交わりでも、自分の進路話とあいまって自分から言い出した。
 まあ、こういう言い訳に一々踊らされていても、何なのだが、やはりこういう事って心の中に止めておくべきだと思う。一々人前で言うことでもないだろう。誰かが聞いたのならともかく、唐突に人前で自分の思いを語り出すのは・・・。
 結局のところ、誰かに自分を評価して欲しいのだろう。勉強での結果は残酷。しっかり成果を出さないと誰も褒めてくれない。しかし、JWの活動は過程を見せるだけでも褒めてくれる。形だけの開拓。形だけの準備。形だけの奉仕。そんなこと関係なく周りは褒める。その流れを受け継ぐ後輩が誕生している。こうやってまた、二世が同じ過ちの中に飲まれていく。まあ、一生目が覚めなければ不幸でもないと思うが。

恋の季節

 そういえば、その交わりで、東京滞在中に4年間接していたが(私が)あまり関心なかった姉妹が居た。勿論同級生といっても年下なのだが、いつもつんけんしており、大して気に障る事をしていないのに、一々絡んでくる姉妹で私は正直鬱陶しくて嫌いだった。年下なのに生意気という感じ。周囲の姉妹達の噂に寄ると、私に好意があるからそういう行動をしているという話だった。しかし、予測不能なその情緒不安定な性格が気に入らないので、私はあんまり好きではなかった。
 その交わりの中で、自分の身の上を姉妹が話し始めその中で「実は自分は弱い」と言うことを暗に言った。気丈で孤高な姉妹だと思っていただけに、それにはビックリした。やはり女性なのだろうか。強がっていたり、本当は心で違う事を思っているのに行動は違うことをしてしまう、そんな感じの含みも受けた。それを語っている姉妹の目を見ていたら、年甲斐もなくなんかキュンとしてしまった。恋なのだろうか(笑)
 人間は今まで思っている事と違う印象を受けると、恋のバランスが崩れるものだ。良きに付け悪しきに付け、強烈な印象というのは大事らしい。「嫌い!!」と思っても印象に残っているなら、いつかそれが転化して「好き!!」に変わる。この子もそういう感じなのかもしれない。もうすぐお別れになる最後の最後で、急にその姉妹が気になりだした。恋の季節到来か・・・?