裏側の世界

Arlecchino2005-03-05

 最近はどうしても、物事には表と裏があるということを意識してしまう。最近、べテルの奉仕者の方とお話しする機会があった。ベテルといえば新宿舎棟ができたのは記憶に新しいところ。
 別に興味もなかったので自分から聞いたわけでもなかったが、その奉仕者から言ってきた。

あれってね、実は半分も使われていないんだよ。

と。え?結構鳴り物入りで建設していたし、宿舎が足りていないからなのかと思っていたので少しびっくり。きな臭い展開になってきたので、急に興味がわいてきて聞いてみた。

え、収容人数が足りないから作ったんじゃないの?

と聞くと

いやいや、それがあれは本部(ブルックリン)が建てろと命令してきたから建てただけで、実は日本支部でもなんで建てたか解ってないのよ。

とのこと。そうか、それでそういう状況が起きているのか。必要とされていないのに、本部の命令で建設したと言うわけか。われわれの血税たる寄付を吸い上げて、それを無駄な建設物に使うとはけしからん。などと考えてみたが、それは誤りのようである。
 この手の話は寄付の話とも重なるのだが、私がその彼に聞いた話によると実は日本の一般信者のエホバの証人の寄付額なんてもんはたかが知れているらしい。実は今の組織運営に大切なウン億円という額のお金は両手で足りる位のパトロンから捻出されているものらしい。組織は大口顧客に気を使えばいいわけで、一般大衆にアカウンタビリティなんぞ果たさなくていいというわけだ。
 どおりで、使途不明金が多いわけだ。結局、われわれ一般信者の寄付などたかが知れているからぞんざいに扱われているし、建設費用も借用なのだと得心がいった。
 やはり物事には裏と表がある。物事には必ず理由がある。われわれ一般信者はそういうことを聞かされていないので、不思議に思ったり矛盾を感じるが、それは組織が教えてくれないから。昨今の企業スキャンダルではないが、どんな組織も何かを隠している。きっと、新宿舎棟建設も理由があるのだろう。