ある大物の死

Arlecchino2005-04-07

 ローマ法王が逝去した。私も、通勤途中に車内で新聞を眺めて彼の生い立ちなどを初めて知った。昔はカトリックは憎むべき敵として教えられてきていたので全然関心がなかった。だが、こうして死んでから彼のことを色々見るとなかなか興味深い人生だ。
 JWが嫌う組織とかは抜きで、私は宗教自体が余り好きではない。それでも彼らなりに世界平和を願って行動している姿勢は立派だと思う。組織が大きくなれば色々スキャンダルが節々から出てくるのは仕方がない。JWだって他宗教を責めれるほど潔白な組織ではあるまい。隠しているけど。
 ローマ法王ヨハネ・パウロ2世は、カトリックの犯した過去の過ちも素直に認めたし、そういう点ではどっかの誰かさんよりもまだ素直。勿論認めないこともあるけど、全部認めないどこぞとは大違い。
 別にカトリックだからどうこうというわけではなくて、他の宗教の大家が無くなってもその人達に敬意は示したい。やはり、企業でも宗教でも上に立つ人は何かしら放つオーラが違う。アメリカで統治体の兄弟と握手したことがあったが、その時も神々しさのようなものを感じた。イエスマホメット日蓮上人や行基に対して庶民が感じた感覚もこのようなものだったのだろうか。