題名のある音楽会

Arlecchino2005-05-14

 JWというのは、伊達に世界で数百万を抱えている訳じゃない。その中には著名な学者やら、教師、第一線で活躍している芸術家等も多い。それを引き合いにだして、さもJWの教理のお陰でこういう人々が出来てきたみたいな事を書いてしまう記事とかがイケナイとは思うが。
 それはさておき、先日知り合いに音楽会への招待を受けた。JW音楽会というと、東京に居た時に何回か行ったことがあるのだが、総じて大したことがない物が多かった。そのローカル地域で有名なおばさんとかおっさんが得意げに前で歌うというものだった。終わるとおきまりのように・・・全然金を払って聞けるものでもないのに、寄付という名の下に金集めが行われる。寄付制の場合は金を払ったことが無かった気がする。厄介なのは前払い制。

プロの音楽が3000円で聴けるなんて凄い事よ

なんて仰る方がいらっしゃるが・・・3000円でも高いよ。と思わざるを得ない内容が多かった。賛美の歌に童謡・・・そんなの聞くために休日を割いている訳にもいかない。売れ線の邦楽でも歌ってくれればいいのだが、こういう方々は実力と違ってプライドが高い。いっぱしな音楽家気取りとか。
 私も、特定の分野でプロを目指したことがあるので解るのだが・・特に音楽のような芸術分野になると、一人一人が思いこめばその日から一丁前を気取ることが出来てしまう自己認定に近いものがある。だから厄介。音楽とくにクラッシックのような分野は高尚なものが多いので、その見かけに騙されてピアノを弾けたり、ちょっと歌が上手いとコンサートという事の運びになる。プロにも凄プロとダメプロが居るのだが、JW音楽会にはダメプロが多い。
 辛口大会になってしまったが、私はJW結婚式とかでしゃしゃり出てくる音楽家気取りが大嫌い。結婚式に呼ばれる時は、呼んだ側が「自分はこんな知り合いが居るのよ」的な意味合いが見えるだけに余計腹が立つ。また、その音楽家をみて一端に「○○のテクが凄い」などと分析するプチアーティストも見てて反吐がでる。おっと・・言い過ぎた。
 とまあ、長い運びになったがその音楽会は聞けば驚くような経歴を持っている*1人が演奏するというものだった。仕事が忙しくて行くことは無かったが、行った友達に聞くと非常に素晴らしいものだったそうな。さすがに世界で成功している人は、日本のローカル地域有名人などとは違うのだろうか?それにしても・・・この手の音楽会には行きたくない。技量がのうのこうのではなく・・・なんで賛美の歌聞くのに金を払うのだということが先に来てしまう。こんな私だから芸術と縁がないのだろうか。

*1:世界的に有名な音楽コンクールとかで優勝したりとか。