脱出への算段

Arlecchino2006-02-20

 電話にうんざりした私はそろそろアクションを起こさなければならない気がして姉に連絡を取ってみた。折しも姉は最近の大会で監督から励ましを受けたと母が話していたのでちょっとJWに感化されているかな、と思ってこわごわの連絡だった。
 姉にまず大事な話があることを伝え、その上で長くなるかもしれないけど良いかと確かめてから連絡をしてみた。大会で感化されたという母の話を聞いたことを話すと姉は

あれは母さんが都合良く主観的に捉えてるだけ。監督は、今の状況へのアドバイス的な事はいったけど絶対白黒は言わなかった。それを母さんは都合良く置き換えて良い方向に取って解釈してるのよ。

とのこと。ああ、昔の姉がいる。JWをしながらも、どこか批判的で冷静な姉だ。それを聞いて安心して思い切って本題を話した。内容は簡単に言えば

母からの電話がうざいので一回実家に帰って辞める旨を話そうかと思う

というものだった。姉は予想とは裏腹に冷静に話を聞いてくれた。
 その結果

そういう結論になるのなら仕方ないね、これを機会に言うのもいいかも。

といってくれた。これはかなり心強い言葉だ。姉も二世だしなんとなくこの気持ちがわかるのだろう。

但し・・・

姉から言葉が続いた。

言うのはもうちょっと後にして欲しいな。四月までは私も忙しいから。
どうせ母さんに伝えたら、修羅場になるのは目に見えてるでしょ。
こっちもそれに備えて心の余裕が欲しいし。兄さんにも話しておくから。
なんとしても協力して貰えるようにしてみるよ。

有り難い話だ。姉は協力してくれるという。しかも、母の狂乱振りに備えて対処もしてくれるようだ。こればっかりは姉に感謝せねば。姉とは違う道を進むというのに協力してくれるのは嬉しい限りだ。結局どっぷり浸かっている母以外はこういう思考なのだろう。それが当たり前な気もするけど。そうでない母がおかしいのだ。
 これから暫くどうなるか解らないが、徐々にその脱出というXデーに備えて準備していこうと思う。今後も私の脱JWへの様子はこの日記から配信していこうと思う。