希望はまだある!

Arlecchino2006-02-21

 辞める辞めない話をしたとき姉から聞いたが地元である姉妹が結婚したそうだ。その姉妹生い立ちも恵まれず、JWによくありがちな薄幸の人。それゆえにJWに希望を求めて組織に入った。お父さんが浮気性。おまけにお母さんまで浮気性。弟は結婚したものの離婚して子供を引き取っている。姉妹自身も教育をろくに受けられず勿論高卒。
 そんな姉妹は、25歳位のときにJWになった。なった勢いでせっかくの青春を開拓者に費やし、勘違いが高じて必要な大きな所とかいう場所へ旅だった。頑張っている的なことを風の便りに聞いていたが、結局おきまりのパートナーとの確執で解散し傷ついて実家に帰ってきた。
 帰ってきてからは、一時期の勢いは何処へやら、パッとせず。集会でも暗い空気を漂わせていた。兄弟姉妹の交わりでは常に適齢期の男性の周りに居て空気も読まないでアピールをし続けていた。そんな姉妹を見ていて正直ウザイと感じていた。わかりもしないのに、大卒とかの兄弟が居ると直ぐに何とかの一つ覚えで

卒論は何をされたんですか?

と質問する。勿論「レーザー蒸着法で作製した光触媒を用いた薄膜電極の光蓄電性」についてです、などと兄弟から返答が返っても相づちを打つだけで特に何か言えるわけでもない。そんな様子を見て周りもイタイ・・・と感じていた。
 就職も長く続かず、月給14万円の安月給で引っ越し屋の手伝いとかをしていた。肉体労働だったこともあって体を悪くしてしまい、ついでに心も悪くして鬱になって寝込んだりしていた。
 そんな姉妹だったが、どこかで幸運のクジを引いたらしい。お相手はMTSの開拓者兄弟。しかも有名大学卒。顔や身長、身なりこそいけてないがそれ以外のJW的地位は一流。お相手の兄弟も生い立ちが恵まれず苦労したが勉強熱心で頑張ったらしい。JWでも世でも、それでその地位があるのだろう。
 その姉妹の結婚を見て、会衆のお局姉妹達が意外にも結婚を祝福していたというから驚いた。私が知っている地元の姉妹達は嫉妬深く牽制しあっている人。過去の結婚の時も罵詈雑言の限りをつくしていたのに。きっと少しは嫉妬する気持ちはあるだろうが、やはりお金も無くMTSという地位はあるものの、それほど恵まれたルックスもない、そこら辺に加えて姉妹の恵まれない境遇もあり嫉妬より「おめでとう」という気持ちが強まったのかも知れない。
 オチは特にないのだが、まあ、何処で何があるか解らない。この姉妹もうすぐ四十になるところだったが、そのすんでの所で結婚できた。決して美人でもないけど。つまり、全国のJW独身元開拓で出戻りで、特にルックスも才能も恵まれていない姉妹。境遇も絶望的だって大丈夫ですよ、こういう未来もありますので期待していいですよ。これもエホバのお陰?