メール禁止令

Arlecchino2006-02-24

 最近、JWの若い子に対して携帯メールはダメ!という命令が出ているようだ。私が熱心に(形だけ)集会に行っている時にもプログラムの中でよく扱われていた記憶がある。大会とかで、偉い兄弟がその話題に触れたりしてその後の交わりでは「ダメなのかな?」なんてよく話題に出ていた。
 携帯にメール機能が付けられた当時は、文字数も制限されていたし、そんなに重要な内容が書けなかったが時代が変化しEメール機能が付いてからはやはり話す内容も濃くなったりして恋愛に発展するケースが多くなるので色々制限を設けるようになったのだろう。
 思えば私もショートメールとかで、よく姉妹にちょっかい出していた記憶がある。文字数が制限されてたしカタカナの方が多く書けるのでカタカナを使ってメールしていたっけ。あの時代は楽しかった。たった50文字に込められた思いというかエッセンスのつまった文に一喜一憂していたものだ。
 好きな相手から50文字きっちりのメールが帰ってくると何か嬉しかった。ハッキリ言って私はメールの出現があったからこそ女性との付き合いが活性化したと思う。JWということもあったけど、小中高とこれといってぱっとした恋愛もしなかった。だが、携帯が普及し始めた20歳頃から恋愛事情が激変した。モテモテになった。
 理由は、やはりメール。JWってことで表だってなかなか動くことが出来ないが、メールがあれば、集会場でさり気ない付き合いでも後でフォローできる。また、遠隔地に居てもその日の天候とか共通の話題をタイムリーに話題に乗せやすい。電話と違って、何も用が無くても会話のきっかけを作れる。そういう事が出来て一気に私の恋愛遍歴に多くの女性の名前が連なった。
 たった数年の間だったが、出会い別れが繰り広げられ色々な思い出ができた。手紙を保存しておくのと同じで、メールも保存したりして楽しんでいたりした。大分時間は経ったのだが、今でもそう言うことを思い出す。結局未だに私はメールを糸口に恋愛を始めている。今の彼女もそうだし、前の彼女もその前の子も出会いなどから親密になるにいたるまで必ずメールを使って口説いている。私に取ってメールは必要不可欠なアイテム。
 大分話が脱線したが、冒頭の話題に戻ると・・・可哀想だ。JWはタダでさえ出会いが制限されているし、なかなか恋愛もできない。色々な説はあるだろうが、整理してみると

付き合っている仲ならメールはしてもいいけど、付き合っていない男女がメールしちゃダメ

というのが原理原則っぽい。そも、付き合う前の曖昧な関係の距離を縮めるのがメールという手段である。それを禁じられたら付き合うとっかかりすら無くなる。とかっかりがなくなると益々モテナイ人はもてなくなる。可哀想に。
 とはいえ、こういう規則は往々にして骨抜きになる。姦淫のように完全クロな話ではないので、大会とかプログラム直後は徹底しようという流れになるが時が経つと結構適当にメールとか始めてしまうから、あんまり心配しなくてもよさそう。暴力的なゲームを云々という時代もそうだった。ポケモンもそうだった。結局この組織はそこらへんが適当。