その日は来た

Arlecchino2006-02-25

 兼ねてから彼女の家に来ないかと言われていた。まあ、普通の彼氏彼女でもそういう話にはなるかと思う。私の場合は事情も事情なのでやはりちょっと家に呼ばれても緊張してしまう。JWだったらこれぐらい親密だともう結婚とか意識してしまうけど、非JWだと付き合ってるだけの関係でもよくある話である。
 彼女と待ち合わせの場所に赴くと、お母さんと彼女が待っていた。彼女に似て綺麗な方だった。凛とした佇まいで、どこかエキゾチック。近くにあるという一軒家のフレンチレストランに向かう。ランチが美味しいと評判のお店らしい。料理は美味しくて非常に大満足。しかし、お母さんとの対談はかなり緊張してしまった。
 それから彼女の家へ。お父さんが出張中ということで居なかったので、お母さんと彼女と3人でお茶を飲みながら話すことに。昔の失敗談とか、昔の話に花が咲いていたら仕事上での困難なミッションをどうこなしたかみたいな話になった。するとお母さんが困難なときどうするか、と言う話を切り口に宗教の話をしてきた。むむ・・・ついに来てしまったこのときが・・・そんな話をされるんだろうなとは思っていたがいざされるとかなりビックリする。
 世の人が初めていきなりJW話をされるのもこんな感じなんだろう。祈ることで、その困難を乗り切った系の話でこの点はJWでもよく聞く話。宗教の切り口って同じなんだなーってついつい思ってしまった。結局誰かが信仰を持つときって、何かきっかけがあるのだが、大概が自分に利益があったときがきっかけらしい。
 JWでもよく聞くのではないだろうか、ヤバイ状況になったときエホバに祈ったら聞き遂げられたとか。それがきっかけでエホバを感じてJWになったとか。彼女の母親もそういう感じで宗教にはまったらしい。彼女もそんなのがきっかけで宗教に入ったらしい。そう言う話を聞いてると、なんかJWと被ってしまって自分の父親や、俗に言う未信者の旦那さんがどういう心境でJWの世界に足を入れているかが解る気がする。
 とまあ、前置きはさておき、結論としては最終的に入れとまでは言われなかったが、祈るように言われてしまった。彼女と付き合っていくなら祈りは必須みたいなことを言われた。はぁ・・・。決して彼女は嫌いじゃないけどその宗教に入るのは正直勘弁である。恐らく信仰を持つことなどないだろう。宗教なんてクソ食らえなのだ。それが悩ましいところ。
 実は彼女と結婚してもいいかな、なんて考えていただけにこの話はイタイ。もし拒否ったらこのまま恋愛も終わる。かといってここまで逸れた身でJWに戻るのもちょっと気が引ける。今のところお金とか要求されてないけど、なんとなくこれからお金も要求されそうだし、なんだかJWの方がなんぼかマシに見えてきた。
 今思うことは一つ・・・宗教作ったやつ、頼む死んでくれ。