嵐が起こる

Arlecchino2006-03-08

 東京に住んでいたとき仲良くしていた同じ大学のJW友達が居た。同じ大学の違うキャンパスの人間だったのだが、大会で知人を通して知り合ったのがきっかけ。彼は、やはり同じ二世ということで境遇も同じでよく遊んだり飲んだりしている仲間だった。次第に打ち解けて、お互いの身の上話などをしていたのだが、そのうち、なんとなく彼もアンチJWの素質?がある人なのではないかと思い、ある時を境に段々と過激なアンチJWトークを展開していった。一年も経った大学二年生の頃にはすっかり親しくなり、彼と会衆の批判やJWの矛盾などをよくする間柄になった。
 そんな彼から連絡があった。どうやら、実家から親が突然押しかけてパニックになっているらしい。彼は一個下の学年なのでまだ大学生なのだがJWがイヤで、親に知らせず密かに引越をしていた。それを知らないで突然押しかけた親が、その事態に初めて気づいて怒り心頭&パニックになったと言うわけだ。
 確かに告げずに消えた彼も悪いのだが、何も言わず押しかける親も親だ。しかも、どう考えても息子が集会に行っているか抜き打ち検査的な意味合いがあったことは否めない。そう考えると何か、親の方も少し卑怯というか勝手というかそんな気がする。
 とはいえ親は親。完全無視するわけにもいかず、メールなどで対応していたらしいが、親からは何故会えない、何故引っ越した、何故電話にでない、と一方的な嫌がらせメールに近い波状攻撃が繰り返されていたようだ。親も引き下がれず前の家の周りをウロウロしたり、警察へ押しかけたりとかなり過激な行動をしていたらしい。
 どうしよう?そう相談を受けた私はいつか自分へも起こる事態な気がして自分ならどうするか色々考えてみた。こういう時会って話すのは逆効果な気がする。自分はその観点から彼にアドバイスをした。
 確かにJWから逃れたい気持ちは解るのだが、流石に何も言わず姿を消したのは少々やりすぎた感も否めない。とはいえ、起こってしまった事態。今更訂正もできないのだから、腹をくくって対処するしかないだろう。長くなるので続きは後日へ。