力のある宗教?

Arlecchino2006-04-18

 彼女の家に行った話の時、呼ばれていたゲストの女性はキャリアウーマンだった。かわいい女性ではあったが、別に彼女はかわいい子を見せたかったわけではない。この宗教が”力”あると思わせたかったらしい。
 聞けば、その女性は私が知らない三流大学を出ているのに、私も聞けば驚く大手証券会社に入社していた。更に、転職した後今は聞けば猫も驚く広告代理店に就職。働いている人間のあこがれみたいな人生を過ごしているそうだ。
 まあ、何となくどういう結論に持って行きたいかは分かったが、要はその宗教のおかげで三流大学卒なのにこんな恵まれた人生なんです。という図式。宗教がよく使いそうな手だ。宗教に限らず、嘘くさい薬とかもこういう宣伝文句をつけるっけ。世の中そんなに即効性なモノなど存在しない。
 確かにうまい話だけでなく、但し書きをつけて、祈ればいいとかそういう訳ではない、「天は自らを助くものを・・・」のように自ら努力しないとだめですよとは言っていたが、JWの祈りと同じにしたいのだろう。良いことは祈りのおかげ。悪いことは祈りのせいにされないために、こういう”逃げ”の論調を考えているのだろう。
 JWも逃げを考えた理論を展開していた。何にでも整合性を求めると世の中に完璧な理論がないから仕方ないのかもしれないけど、それにしてももう少し納得できる方法で宗教に勧誘してほしいものだ。目の前にあるえさだけでなく。
 何のために宗教をするんだろう。世の中で成功したいから?楽園で永遠に行きたいから?皆がお金をほしがっているのだろうか、皆が地上で永遠に生きたがっているだろうか。否、否。別にそんなことだけのために宗教しなきゃいけないんだろうか。そもそも、宗教しないでもこんなに楽しく生きれていますから。必要ないんですよ。宗教しなくてもそこそこ成功してます。ほんと、これ以上宗教宗教って言わないでください。そんな心境。
 本当にイエスという人がいたとしたら、仏陀がいたのなら、天照大神がいるとしたら、人間がこんな生活を送ることを願っていたんだろうか。はなはだ疑問。