ベテル長老廃止

Arlecchino2006-07-21

 ベテルの長老制度が廃止になったそうです。ベテルに長老制度があったの?と言う方のために。まず、ベテルには一般世界の長老がゴロゴロしているそうです。シモベで行く人も居ますがまず長老の方が多いようで。その中で皆が長老なのですから、誰が偉いか区別が付かなくなります。そこで、そんな世界の中で長老が長老を指導するために、ベテル長老という役割を作ったのです(おそらく)。
 こういうのが好きですよねぇ、JWという組織は。このベテル長老だけが、対外的に外部に講演に行けるのです。だからベテルから会衆に来る兄弟は皆さんベテル長老なんです。ただのおっさんが話しに来ているわけではないのです。
 とはいえ、廃止になったとはいえきっと訳わからない用語は残るのだろう。「元ベテル長老」などという用語だ。あの兄弟は「元ベテル長老だからね〜」なんて、おばさん姉妹達が言ったりするのだ。特別開拓者だってそういう風に今でも残っているでしょ。元トッカイシャという用語で。
 そういえば昔自分の会衆にもベテル長老が来たことがあった。事前に何回も何回もアナウンスがなされて当日への意気を高めた。土曜日にも話が合った気がする。なんでせっかくの休みに集会・・・などと思ったのだが、おばさん姉妹達はありがたやありがたやで、喜びまくっていた。
 講話を聞いたモノのそれほど凄い話でもなく、いつでもあるような話だった。ただ、偉い人特有のぶっちゃけ話があった。これって、ぺーぺーのシモベとかが言っても「あっそ」的扱いを受けることが多いのだが偉い人が言うと説得力が違うのだ。
 たとえば、

私も、集会行きたくないなぁと思うときがあるわけですよ

こんな台詞を講話の中でベテル長老様が言うと

あら、ベテル長老様でもそんな時があるのね?!びっくりだわ

となって、親近感が沸いて、おばさん姉妹達が卒倒せんばかりの勢いで絶賛する。あのベテ長様までがそう仰るんだから、私たちがたまにそう思ってしまうのも無理からぬ事。なんて感じでサプライズも手伝ってかなり反響がよくなる。確か私の地元にきたベテ長もこんな話をした記憶がある。終わった後の講話感謝の列で姉妹達がその話題で持ちきりだった。
 私も挨拶に言ったのだが、その中で何を言っても「ふんふん」という感じで偉そうに頷かれたのを覚えている。で、最後に「頑張りたまえ」的なコメントを言われ何となく義憤を感じたのを覚えている。上も下もないんじゃないのか?この組織って。そう思ったのだが、上下があるんだなと感じた時だった。
 当時は離れる気などなかったが、そういうことが許せなかったので周りの若い兄弟達にそのことを零すと、私が悪い的な話になったのでそこでもまた納得がいかなかったのを覚えている。偉そうにすることがいけないのは聖書を見れば明らかだそれを、批判した私が悪いというのはどういうことだと。
 ベテ長が廃止されるのは喜ばしいことだが・・・実態は変わらないと思うので、そういう意味ではどっちでも良いような気がする。というのが散々ここまで書いておいて何だが私の結論。