一面的か多面的か

Arlecchino2006-09-08

 JWへの批判として思想統制やムチによる虐待云々という話がある。勿論それらは一面的な部分を批判しているに他ならない。だから一面だけみて批判している。ミクロな視点じゃなくてマクロな視点で物事を考えないと・・という批判が結構あるが、どんな物事だって結局最後批判するときは一面をピックアップしてしまうのではないだろうか。
 恐らく批判する人たちも、そこだけを見て批判しているのではなく色々な批判所を見た上で敢えてそこを取り上げて代表的な批判点として批判しているに他ならない。
 その、批判部分だけを取って批判する人たちが視野が狭いとかいう批判をする擁護派が居るがそれは的を射た批判ではない。一面だけを見て決めつけているのではなく、総合面から判断し、その一例として一面をピックアップしているのが現実だと思う。
 私自身長いことJWにいて、JWの裏も表も見てきた。末端だけでなく、組織の中枢のお偉いさんとも交流することが出来たので、何も解らず批判しているワケではない。つまるところ、信仰している点が違うだけで世の中の類似組織と何ら変わることがない。失敗したときの理由付けが違うだけで、世の中と大差ない。
 勿論怒鳴ったり激発的に何かを叫ぶ人は居ないのだが、それは教理に由来するところが大きいから、社風みたいなものだし、大体宗教は心の奥底までの統制をはかるのでそこが無いことはJWだからというより、宗教だからという感じだろう。
 まあ、確かに細かい修正点を突っついて、ここが違うここがおかしいと重箱の隅を突く批判はいかがと思うが、現役さんたちも単に批判に対して根拠の無い返しをするのではなく、批判されるこにはそれなりの理由があることを認めるべきだろう。火のないところに煙は立たないのだ。