偽りの宗教の終わりは近い!

Arlecchino2006-10-28

 王国ニュースがまた始まっているみたいで、パンフレットを目にした。すっかりこういう活動と縁遠くなっているので、パンフレットを見るまではそんな活動があることすら知らなかった。まあ、普通知らないものだ。だって朝から晩まで仕事してるし、マンションもセキュリティが厳しい所に移り住んだのでJWも入ってくることが出来ないから接点がまるでない。会社の方だって、オフィス街の奉仕とかで中に入ることが出来るような簡単なものではなくセキュリティが厳しい。遭わないわけだ。
 そういえば、昔これの活動をしたときは、鞄が要らないということで、皆がクリアケースとかにこのパンフを入れて奉仕に来ていた。配布ノルマが合って、何部欲しいかとかでも霊性度合いが測られていた。まあ、あんなのってぶっちゃけなんとでも言えるのだが。JWの嘘を付かない前提に立てば、そうもできない。律儀に配布できない数は報告しなかった気がする。
 母から送られてきている書籍があってその中に文書が一通りあったので、最近の雑誌にも目を通していた。中でもこの、王国ニュースが目にとまったのだ。中身は相変わらずの論調なのだが、いっつも思うけどなんでJWってのは、西洋の宗教だけを目の敵にしているのだろう。ニュースの中のイラストや写真もどれを見てもキリスト教への意識が溢れている。
 世の中にはイスラム教や、仏教や新興宗教とかも入り乱れているのに。そっちの方には殆ど触れていない気がする。こういうニュースでも、ターゲットは西洋のキリスト教のみ。
 元々のルーツが、アンチキリスト教だからキリスト教に躍起なのかもしれない。そう考えると、日本の新興宗教と似ている気がする。元々の親宗教に対して、敵対意識を見せている宗教もある。エホバの証人も本家キリスト教からは、正当なキリスト教っとして認められていないし、逆にエホバの証人も一般的なキリスト教会が神からの公認宗教だとは考えていない。はたから見たらどっちもどっちなのだが、本人達にとってはどっちが正当化は大事な話のようだ。
 結局、他宗教も含めたグローバルな展開にしておらず、あくまでも狙いはキリスト教というところに、JWの実態が表れている気がする。そこに、たまたま何の思想にもかぶれていなかった親世代が、感化されて子に伝承し、見事に今のようなJW二世環境を形成してしまっているのだろう。まあ、結局は信じるものが何かってだけで、宗教に入っていようが居まいが、あんまり根本は変わらない気がしてきた。
 心に平穏があるか、未来を信じて生きれるかそのよりどころとして、親世代は宗教を選び、私は普通に生きることを選んだ。その手段が違うだけで結局目指している所は同じだ。勿論、死後の世界があるないなどは置いておいて、あくまでも今生きてる範囲で、私が確認出来る範囲で、の話だが。
 王国ニュースをみて、こう考える人はあまりいないだろう。JW二世であり、今そこから離れてしまっているからこそ、こういう思考なのかもしれない。一言で言うと宗教はどうでも良い。