そもそもハルマゲドンを信じているか?

Arlecchino2009-05-11

 前から疑問でしたが、真面目なJWも含めて皆ハルマゲドンを信じているのでしょうか?信じているとは到底思えません。信じていたとしても、いつか来るだろう程度にしか考えておらず、明日来るかもしれないという危機感はないかなと思います。明日、いやこのあと直ぐに何かとてつもない事態が起きると考えている人たちが家を買ったり車を買ったり、趣味に興じたりするでしょうか?しないはずです。
 また、信じているといいながら、家族がJWから離れたとき「本当に死ぬのよ」と逼迫して説得をしたりしません。明日子供が絞首刑になると分かったら、本気で止めるのではないでしょうか?本当は内心皆も明日すぐ来ないなと思っているのです。
 まだJWだったころ会衆内に所謂模範的な開拓者姉妹がいらっしゃいました。姉妹は、ご家族がいるのですが、子供も旦那様もそろってJWに関心がなく姉妹だけが熱心な方でした。もちろんお子さんたちも昔は集会に来ていましたがやがて来なくなり。姉妹は集会では非常に模範的な注解をしますし、奉仕も熱心な開拓者でした。そんな姉妹でも、家族が離れていたりJWでないことにまるで危機感を持っていない様子でした。
 熱心であれば、明日にも・・と心配になるのが普通です。でも、そういう様子はありませんでした。家族のことを話すときも、楽しそうに話しており、仮にハルマゲドンが来たら全員が滅ぼされるかもしれないという危機感や悲壮感はまったくありませんでした。不活発な姉妹ならばともかく、活発で霊的と評価されている姉妹がこれです。他に見渡しても、ほぼ神権家族の家庭などでも同じ傾向が見られました。
 それを見て、私は幼心にJWってのは建前と本音があるなぁと思いました。いや、おそらくJWだけでなく人間がそうなのでしょう。しかし、建前ではそういう発想はご法度なので、それを表には出さないようにします。それが矛盾になって、悩む人もいることでしょう。
 内戦状態の緊張感漂う国の中で、GWや秋の行楽の予定を立てる人がいるでしょうか?5年後には国が滅ぶと分かっていて、老後の資産運用や家のローンを組む人がいるでしょうか?いないはずです。結局JWも人なので、そこまでリアルにハルマゲドンのことを考えられないのでしょう。来るかもしれないけど、自分の生きているうちにはこないな、じゃあ家でも買うかとそんなものです。熱心な人でもそんなんですから、熱心でないなら推してしるべしです。
 模範的家族でも、大学進学したり会社で重要な地位を占めている人もいます。お金を稼ぐのに精を出すということは、少なくとも明日この世が終わるとは思っていないことの裏づけです。言葉では何かをいってごまかしますが本音が透けています。
 ただ、こういうことって悪いとは思いません。皆が皆分かっていながら、そういう行動をすることはいいと思うんです。壮大な宗教ノリ突っ込みと思えばいいんです。皆が、ノってて誰も突っ込まない状態です(笑)
 ハルマゲドンが来るといわれて少なくとも私が生きている間で30年以上が経ちました。もっと前からしている人は70年とかが流れているでしょう。。何も変化がありません。第三次世界大戦も起きてないので、治安も著しく悪くはなっていません。さて。。JWの教義は今後も来ない場合なんと言い続けるのでしょう。