所得低いほど祈祷の回数が多い

Arlecchino2009-05-14

こんな記事がありました。

所得低いほど祈祷の回数が多い
年間所得が低いほど、祈祷する回数が多いことが、調査でわかった。

宗教と社会問題を研究するヒューフォーラムが最近、米国の成人(18歳以上)を対象に調べたところによると、年間所得3万ドル(約300万円)以下の成人の64%が1日1回以上祈祷をすると回答したのに対し、10万ドル以上の高年俸受領者は48%が1日1回以上祈祷をすると答えた。

成人全体の58%が1日に少なくとも1回以上祈祷をすると回答し、宗教別には1日に1回以上祈祷をする割合が最も高い宗教は「エホバの証人」だった。エホバの証人は信徒の89%がこのように答え、最も多く祈祷をしている。その次は、モルモン教(82%)、黒人教会(80%)、福音主義プロテスタント(78%)、ムスリム(71%)の順だった。

年齢別には65歳以上の68%が毎日祈祷していると回答した。性別には女性(68%)が男性(49%)より多く祈祷している。

 JWが祈りの数が高いという記事です。確かに、よく祈っていました。まともなJWならば最低4回は祈りますよね。食事時と就寝前です。それ以外でも、困ったときや感謝の時に祈る人もいました。以前の日記に書いた雷が怖くて祈る人もいるくらいです。そういう意味ではダントツに祈る率が高いかもしれません。
 よく祈ると神を感じられるという教えでしたが、コレって別に祈ることだけではないと思うのですよね。何かをする前のジンクスとかと同じで右足から踏み出すとかの類です。それで、成功をするとそれのお陰で成功したのかなと考えて次からも同じ動作を取ります。そして、成功が重なるとそれが成功体験と紐付けられ、これをすれば成功するというイメージになります。
JWの祈りもこれを応用したものだと思います。成功体験くらい人間生きていれば一回や二回はあります。その時祈っていたら、その厚意のお陰だと信じやすくなります。大リーガーだって打つ前に必ず取る動作などがあります。あれも一種の祈りですね。人間誰しも失敗はしたくないので、なるべく成功したときのイメージを再現しようとします。それが祈りという形に出ているのでしょうね。
 私もJWだったころ食事前に祈りました。が、目をつぶってジーっと1分位いるだけで実は頭の中はご飯食べたいと思っていたりしたものです。書籍研究は座りながら祈るので眠いときは寝てしまったり(笑)そんな感じでした。だから、声を出して祈れといわれると非常に困ってしまいました。
 ある程度会衆の中でも地位が出来てくると、前で祈らなければいけなくなったりしました。いかに見栄えがいい祈りをするかを考え数週間前から、祈りが上手い人たちの祈りを録音してそれを文字に書き起こして、いい所を要所要所かいつまんで自分オリジナルな祈り原稿を完成させました。また、パターンをいくつか用意すれば突然振られても難なく対応できると考え、起こし言葉から結びまでいくつかデータベースを作ってみたり。
 作ったはいいけど、暗記したくないのでプリンターで極小印刷をして、指の間や歌の本にしまいこみ、こっそり見ながら祈っていました。祈るときは目を開けてその原稿を見てもOKです。なぜなら祈るときは皆目をつぶっているからです。仮に、目を開けてその行為を目撃されたとしても、なぜ目を開けていたんですか?といわれたら困るので、誰にも言われません。
信仰が厚い人ならば、こんなことせず心から泉のように言葉が湧き出てくるんでしょうね・・・。こんなことに血道を上げていたお陰で、仕事でも資料を作るときの事前準備の段取りで役立っていますけど。祈り一つとってもその時培ったテクニックが今の生活に生きています。
 所得が低いほど祈る・・という点については後日書くとします。