JW以外

Arlecchino2011-02-18

 JW時代にこんな億手な恋しかしていなかったので、告白のタイミングがつかめなかったり、最初のデートの誘い方が分からなかったりしたことが数多くあった。大学に入って積極的に世の子と付き合ってみようと思い入ってすぐに仲良くなった色白の川本真琴似の女の子にアタックしてみた。
 色白で、北国出身だったこともあり美人だった。大学までは勉強しかしてこなかったらしく、余り恋にも積極的ではなかったのでそこらへんがJWだった私と波長が合いそうという目論見もあった。事実、自分に似ているくらい億手だったので、アプローチは上手くいった。
 お互いが一人暮らしだったので、あるとき、二人で打ち上げと称して、彼女の家に行ってお酒を飲む機会があった。恐らく、世で鍛えられていればそこがチャンス、と積極的に攻める場面だったのだろうが、当時の自分はそのシチュエーションに持ち込めたことだけがうれしくなってしまい、二人でお酒を飲む以上のことをしなかった。途中で、肩を抱き合って写真を撮ったり、手相を見合いっこしたりするとかで手を触ったりする程度で満足してしまった。その行為ですら、JW時代はできなかったことだ。(してる人はいたのかもしれないけど、自分の地元ではまずないシチュエーション)
 その日の夜、家を帰ったあと彼女から「好き」というメールが来たので、そこからでも攻めればまた展開は変わっていたかもしれないけど、当時はそれで嬉しくて終わってしまい「彼女も自分のことを好きでいてくれてるんだ」というよく分からない満足感で終わってしまった。それ以後、自分は好かれていると思って行動していたが、結局彼女の方は私が態度をはっきり告白という形で示さなかったので「あれ?私たちどういう関係?」という思考になってしまい、友達でも彼女でもない微妙な関係になり距離が開いていってしまった。
 結局その彼女とは今でも連絡は取る間柄だけど、それ以上の関係に発展することはなく、恋人となることはなかった。しかし、私の世の人へのアプローチ第一号ということで色々なことを学ばせてもらうことはできた大切な経験ができた相手だった。