初めての人

Arlecchino2011-02-19

 恐らく、全うなJWをしていたら最後までいくのは結婚相手だけだろう。なので、初めての人=最後の人ということになる。世の恋を経験してきた自分はめでたく、一人目のアプローチが失敗したあとに二人目で恋を成就させることができた。二人目の人はフランス人形のような雰囲気で目がパッチリした可愛い子だった。
 一人目と見た目の雰囲気は違うものの、やはり勉強をしてきた子だったので比較的億手だったこともあり、自分と波長があったのでアプローチした。順調にデートを重ねて、遊園地などにも二人きりで出かけて王道的パターンで帰り道に告白をして付き合うことになった。
 一人目が長く引っ張りすぎて失敗したので、二人目の子はデートなどに出かけてから2ヶ月目位で告白をしてみた。相手からすると、ちょっと早かったらしいけど遅くして逃すより早く言って白黒付けるほうがいいというのが私の考え方だった。
 それから、順調にことは進み恋人なら当然済ますことも済ませ、ようやく人並みの付き合いというものを経験した。もともとJWだったからいつのタイミングで始めてのコトに及ぶかなどタイミングを聞くこともできず、全て自分の考えで行動したけど、こんなものは所詮誰も誰から教わるわけでもないから、人間の本能と場の雰囲気に合わせれば誰だってできることだとあとで気がついた。
 この彼女とは比較的長く付き合ったし、離れてはよりを戻したりが3回くらいあったが、結局最後は分かれることになった。性格的にかなり合う人だったので結婚、ということも考えた時代があったけど、最後は一緒にいても楽しいと思える時が少なくなってきたので別れを選んだ。
 この彼女との付き合い中に、家に入るところをJW姉妹に見られてしまい、長老に呼び出される事件があった。白を切りとおして、平然と理由を話したらお咎めはなかったが、以後家に連れ込むときは非常に警戒するようになったものだ。そして、それを回避するためにある時期から区域外に住むことにしたりした。