JW二世的キャリアプラン(兄弟編)Ⅱ

Arlecchino2006-10-05

 大分前置きが長くなったが・・・JW的なキャリアプランの話。私の性別柄、詳しい兄弟のことを記述する。JW男子たるもの、大概二通りのキャリアプランが描ける。出世型と平凡型。出世型は、まず高卒((大学生の場合は大学卒))位で開拓者を選択して2,3年位開拓をしたあと、自動的に奉仕のシモベへランクアップし、それから数年くらい職務を全うしてから長老になる。最終的には、支店長格の主宰になる。そんなところか。これは所謂JW二世的出世コース典型番。
 勿論、主宰に留まらず最近ではMTSなんて出世コースも用意されているんでやる気がある人は、そちらの道へ進むことができる。MTSは有力長老の息子がなりやすかったりして、結構家柄が大事な面もあるが、そうでない一般人の出でもなっている人がいるので目指せないわけではない。MTSはJW的MBAというところだろうか。この学校を終えれば、どこの会衆に行っても重宝されるし一般JWの中では出世への最短ともいえる。
 他には、ベテラーというかなり、特異な道もあるがこれはかなり特殊で、JWを一つの世界としてみた場合の電通のような存在だろうか。JW姉妹の脚光の的であり、ベテルという甘美な響きに卒倒してしまう姉妹が出てくる位*1。ベテラーはかなり狭き門だし、名門大卒資格が要るという話もあり、一般的なJWには余り関係が無い世界。しかし、JWの中枢を見れるのでなってみて損は無い気もする。どこの世界でも美味しい思いが出来るのは幹部のみ。
 このような華やかしい出世型ではないもう一つの平凡型は、その名の通り平凡。全時間世俗で働きつつも、集会にはキッチリ帰ってきて支持し土日に奉仕なんかして補助が奨励される月間は補助捉えてみたりして、数年過ごすとこれまた奉仕のシモベへ任命される。そこから、それなりに時を経過させれば開拓者ほど早くは無いが、何れ長老にはなれる。そこから主宰を目指したりしてもいいが、大概の全時間組はシモベの段階くらいで「もういいか」的な発想になっているような気がする。*2そして、平凡型の主力は所謂ご主人方。二世から平凡型になる人間は結構少ない。
 平凡型は、出世型より当然出世のスピードは遅いが、金銭収入面では出世型とは隔絶の差があるので、これはこれでアドバンテージになる。お金じゃないから・・という姉妹方だってお金があって困る訳ではない。なので、平凡型でシモベになり、収入が安定していると出世頭の有望開拓者君と恋愛争奪戦に名乗りを上げれる位の実力者にはなる。
 ただ、平凡型は会社からどう思われるかというリスクがつきまとう。結局集会に帰る行為は会社からしたら、無責任とか仕事に熱心ではないという烙印を押される行為。幾ら真面目に仕事をしていても、定時できっちり帰れるほど日本の総合職は甘い仕事ではない。それ故、平凡型には一流企業で大活躍というよりは、現業系の職業の方が多い。これなら、時間が来れば帰れるし、何より頭をさほど使わないので学歴が余り身に付かないJW二世向き。
 平凡型でも、しっかり押さえる所を押さえれば出世出来なくもない。平凡型はJW的名誉が薄い変わりに、金銭面でのアドバンテージがあり、それが会衆内での地位の低さを補い、出世型に対して卑屈にならないよりどころとなる。
 希にではあるが、開拓しながら豪華な生活ができる特例が居るがこれは、ごく希の稀少型なので敢えて分類には含めない。JW的キャリアプランは細分化していけばリクナビ顔負けのフローチャートが出来たり、低年齢層向けのJWキャリアプラン講座が通年開講出来るくらいにネタがあるのだが、そこまでの時間も無いので割愛。
 こうしてみるとJW二世のキャリアは多彩ではなく、幾つかに限定されている。まあ、一つの目的のために集まっている集団なので、それは必然かもしれない。
 そういえば、この日記を見てくださるような二世の方は大概平凡型な気がする。姉妹編は折を見て記述します。

*1:あながち誇張表現でもない。

*2:長老にはそのうち時が経てばなれるだろう的な。ムリして求めない。